アスベスト調査の流れ
2025/09/13
建物の解体や改修を行う際は、作業員や周囲住民などの健康を守るためにアスベスト調査が欠かせません。
調査にはいくつかの段階があり、それぞれを適切に行うことで安全性を確保できるでしょう。
そこで今回は、アスベスト調査の流れについて解説します。
アスベスト調査の流れ
①書面調査
書面調査は、建物の設計図・施工記録・建材の納品書・製品仕様書などを確認し、アスベストが使用されているかを調べます。
また、過去の資料から使用の有無を特定できる場合もあるため、書面調査は事前調査の重要なステップと言えます。
②目視調査
書面だけでなく、実際に現地へ出向き、建材の種類や状態などを目視で確認しなければなりません。
壁・天井・床材・配管の保温材など、アスベストが使用されやすい部位を重点的にチェックします。
しかし、目視だけでは完全に判断できない場合があるため、書面調査と組み合わせることで信頼性を高められるでしょう。
③試料採取・分析
書面や目視でアスベストの有無が特定できない場合、実際に建材の一部を採取して専門機関で分析を行います。
偏光顕微鏡や電子顕微鏡などを用いて繊維の有無を確認することによって、アスベスト含有率の測定が可能です。
④報告書の作成と報告
調査結果をまとめた報告書を作成し、依頼者や関係機関などに提出します。
報告書には、調査方法・調査範囲・結果の詳細などが記載され、今後における工事の進め方に直結する重要な資料です。
まとめ
アスベスト調査は、建物の解体や改修工事を安全に進めるために欠かせない手順です。
書面調査・目視調査・試料採取・分析・報告書の作成と報告などを経て、安全な飛散防止策や除去方法を計画していきます。
『株式会社イーグル』は、札幌で解体工事をはじめ、スケルトン工事や伐採など幅広く承っております。
解体工事の際は当社でアスベスト調査を行いますので、安心してご相談ください。