アスベストによる健康被害とは?
2025/09/01
アスベストは、耐久性や断熱性などに優れた素材として、長年にわたり建材へ利用されてきました。
しかし、アスベストを吸い込むと体内に長期間残り、深刻な健康被害をもたらす恐れがあります。
そこで今回は、アスベストによって引き起こされる健康被害について解説します。
アスベストによる健康被害
中皮腫
中皮腫は、アスベストばく露が原因として知られている疾患です。
肺や胸膜を覆う中皮に悪性腫瘍が発生し、胸の痛みや息苦しさなどを引き起こします。
発症までに30〜40年ほどかかる場合が多く、発見が遅れるケースも少なくありません。
肺がん
アスベストばく露は、肺がんのリスクを大きく高めることがわかっています。
咳・血痰・呼吸困難などの症状が出ますが、早期発見が難しい場合も多いです。
喫煙習慣がある人は、アスベストとたばこの相乗効果により発症率が格段に高くなるでしょう。
石綿肺
石綿肺は、吸い込んだアスベスト繊維が肺に蓄積し、組織が硬く線維化するのが原因です。
咳や息切れが慢性的に続き、進行すると酸素不足を引き起こす可能性があるため、日常生活に大きな支障をきたします。
びまん性胸膜肥厚
びまん性胸膜肥厚は、胸膜が厚く硬くなる疾患で、呼吸機能が著しく低下することがあります。
軽度の場合は症状が出にくいものの、進行すると強い息苦しさを伴い、生活の質が大きく損なわれるケースも少なくありません。
まとめ
アスベストによる健康被害は、中皮腫・肺がん・石綿肺・胸膜肥厚など、多岐にわたります。
発症までの潜伏期間が長く、気づいたときには重症化している可能性があるため、注意が必要です。
『株式会社イーグル』は、適切なアスベスト調査を行ったうえで解体工事に取り組んでいます。
札幌で建物の解体をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。